この家の中心には、「大きな吹き抜けと、大きな階段」がある。 幅1.8mの階段は、2階への動線の一部ではあるが、 本を読んだり、テレビを観たり、天井の木目を眺めたり、家族が触れ合える中心に配置されている。 吹き抜けは、子供部屋にしている2階の部屋が面していて、木製の窓を通して、いつでも家族の気配が感じられる。 もちろん、暖冷房の効率も考え、吹き抜けの天井には照明付のファンを設置。 家の顔になる玄関まわりは、コンクリート打ちっ放しに見せた外壁に表札を設けてアプローチと駐車場を広く取り、玄関内部の壁もコンクリートを打った風合いに。 客間にもなる4畳半の和室は、構造材である檜の無垢柱を見せ、仏間、床の間、そして収納を。 入口の戸を45度の壁につけたり、反対側に坪庭が見えるハメ殺しの地窓を設けることで、狭さを感じさせないように工夫した。 南側の屋根には太陽光発電を設置し、今後はより光熱費を抑えた家が出来あがった。
用途 | 住宅 |
所在地 | 岐阜県大垣市 |
構造 | 木造2階建 |
竣工 | 2008年12月 |