昨日は3月11日でしたね。東日本大震災から9年が経ちました。
最近、この日に合わせて関連番組が放映されていましたが、
この震災によって大切な人を亡くされた方が、亡くなった方へ向けて書いた手紙を紹介するという内容のものを観ました。観ていて涙が止まらなくなりました。
探し続けて探し続けて、8年越しにやっと娘さんが見つかったご夫婦、人を助けに戻り、亡くなってしまった祖父を想うお孫さんなど、その人たちだけが感じてきた9年間が紹介されていました。今になってようやく言葉にできるようになった方もたくさんいるんだと感じました。
「震災があった」という名前のついた単なる大きな出来事ではなく、大切な人、大切な日常が奪われたという紛れもない自分事であるその方達の様子を見ていて、あらためて胸が締め付けられる思いでした。そんな思いをした方が何人もいるという事実を、そして今も苦しんでいたり傷ついていたりするということを、同じ日本人として忘れてはいけないことだと思います。
こうしたことがあるたびに、何の変哲もない日常のありがたみを感じます。
今も、新型コロナウイルスの連日の報道で、社会全体が不安を感じています。
動揺したり、パニックになるのではなく、こんな時だからこそ気を引き締めて、「自分だけが良ければ」という考えを捨て、分け合ったり助け合ったりして乗り切れるといいなあと思います。
営業課 八代